こんにちわ。史朗です。
4月に入り僕の周りでは桜も満開です。
今日から入学や新学期を迎える方も多いと思います。
僕の甥っ子も今日から新学期。
みんな元気に楽しく毎日を過ごしていってほしいです。
僕が不登校だった時にどんな風に元気になっていったのか。
よく質問されます。
色々なきっかけがあるけれど、その中の大切な一つを今日は書こうと思います。
僕は小学5年生から不登校になりました。
姉も双子の雄介も不登校で、本格的に不登校になったのは僕が一番最後でした。
不登校になりかけの頃は学校に行くことが辛くって隠れたり逃げたり、布団の中に篭って何があっても出なかったり、ある意味学校に行くことよりも毎日体力と精神力を使っていました。
あの時「どうしても学校に行きたくないんや」って言葉で親に言ったとしたらどうなっていたでしょうか。
素直に受け止めてくれたでしょうか。
解決しようと先生と一緒になって登校への道筋を作ってくれていたのでしょうか。
いじめや周りへの劣等感、学校を拒絶しようとしていることや迷惑をかけているという罪悪感。
あの頃の僕に心の中の空虚な漠然とした苦しさを言葉で伝えることも口に出すことも到底無理でした。
だからこそ逃げ隠れるしか無かったんです。
不登校と呼ばれるようになった頃には自分の心の中にあった【未来】をすべて0にしました。
夢や理想みたいなものはやるべきことをやっている人だけにあると思っていたのです。
夢を聞かれることや自信をもちなさいって言われることは僕にとってとても苦しい言葉でした。
そういう内に内に向いていた僕が少しづつ元気になれたのは周りの人のおかげでした。
不登校親の会に親と一緒に行くようになって、沢山の大人の人との出会いがありました。
そして僕の周りにいた大人には大きく分けて2種類の接し方をしてくれた人達がいました。
一つは不登校のだった僕を傷つけないように大切に大切に優しく接してくれた人達です。
気を使ってくれているのが凄くわかって申し訳ないと思っていたけれど、その優しさや温かさが凄く嬉しかった。
もう一つは不登校なことなんて全く気にもせずズカズカ人の心に向かってくる人達です。
近所のピアノの先生や親の会に繋がっていた団体の人で日本中を寝袋一つで旅しているような人。
芸術家タイプと言うんでしょうか。
こうと決めたら内気な僕の意見も聞かずに「よしやろう!!!」と実行していってしまう人で、よく考えたら無理って断るようなことでも考える間も与えてくれないので気がついたら巻き込まれていたり。
本当に色々な体験をさせてもらいました。
そのことはまた改めて書きますね。
それでも嫌になることがなかったのは、今思えばその人のこの言葉のおかげだったんだと思います。
「雄介史朗は凄いよ!!なんか凄いもんを感じるよ!!」
あの頃生きていること全てに自信がなかった僕らは具体的に何かを褒められていたら、それは違うって拒絶し否定していたと思います。
だけど「なんか凄い」って言葉は素直に嬉しかったのです。
何かわからないけど、僕らにも何か力があるのかもって期待できたんです。
今、毎日が苦しくて自分に自信の持てない人は沢山います。
得意なことがなくても何も出来なくてもその人が生きていることはそれだけで、なんか凄すぎます。
僕はこの「なんか凄い」を歌に込めています。
僕の出会う人はみんななんか凄すぎる人ばかりですから(^^)
心から出逢ってくれてありがとう。
史朗
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