手を差し伸べるということ

不登校だった僕らから

僕が不登校のとき本当に沢山の人が手を差し伸べてくれました。

 

背中をさすってくれた手、優しく繋いで一緒に歩いてくれた手、震える手を温めてくれた手。

 

僕はその手が大好きでした。

 

大人になって一つ一つ思い出す。

 

あの人達みたいになりたくて、一つ一つ思い出す。

あの人達みたいになりたくて、でもその難しさに何度も躓いている。

 

 

僕は同じようにできているでしょうか。

救いたくて、なんとかしたくて、無理やりに手を引っ張ってしまってはいないでしょうか。

 

 

心はとてもとても繊細で傷つきやすいもの。

 

 

手を差し伸べるということ。

 

 

それは差し伸べた手で相手に触れず、信じてじっと待つこと。

いつかその人の心のタイミングでこの手を掴んでくれたなら。優しくあたためよう。

 

 

 

それがきっと手を差し伸べるということ。

 

 

 

 

 

 

史朗

 

 

 

 

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