小さい頃から僕は人に合わせる事が苦手で
僕にとって学校はそんな自分を自覚できた場所でもあった
そんな自分が嫌いだった僕は
いつからかこんなことを考えていた
「僕は主役にはなれない」
それは僕にとってネガティブな感情ではなく
「主役にならなきゃならない」
「主役でいなきゃならない」
そう思うことのほうが僕にとってはしんどいことだったから
実際そう考えるようになって僕の心は楽になった
あの時から今も変わっていない
「面白い脇役になろう」
それが僕の人生だと思う
物心がついた時から
なぜか僕は何かにつけて疑問を抱いていた
みんなが普通にしていることが
僕にとっては疑問だった
普通や当たり前は僕にとってとても怖いもの
なぜみんな当たり前のように学校に行ってるんだろう?
なぜみんな当たり前のように同じ事をしているんだろう?
なぜみんな当たり前のように勝とうとするんだろう?
そんな多くの疑問があって
僕は僕なりに考えてきた
自分のコンプレックスや
劣等感と戦いながら
僕はこんな風に思った
みんなと同じじゃなくても
誰かに勝たなくても
主役になんかならなくても
そもそも生きていることが凄いんじゃないか
それでいいんだと
70億以上の別々の命が違う人生を送っていて
いろんな生き方があって
いろんな考え方があって
希望も絶望もちゃんとみんなもっていて
その人だけが知っている幸せがある
僕は主役にはなりたくはないけど
僕だけが知っている幸せに出会えればいい
ずっとそんな風に思ってきた
きっとこれからもそうだと思う
僕はこれからも沢山の疑問と一緒に
最後まで生こうと思う
山崎雄介