こんにちは!ベースの八田です。
最近、びわ湖沿いの道を車で走っていると、サイクリングをされている方をよく見かけます。
びわ湖一周を目的にサイクリングすることを『ビワイチ』というのですね!
先日お会いした方とふと自転車の話になり、そう呼ぶことを初めて知りました!
そういえば、僕も不登校をしていた中1のときに、父と北湖(びわ湖大橋から北)を『ビワイチ』した思い出があります(^^)
僕も父も普段運動していなかったのにも関わらず、よく挑戦したなぁと思います。
僕はマウンテンバイクで行き、パパはママチャリで行きました!笑
大津から時計回りで進み、近江八幡のおばあちゃんの家で一泊するコース。
(本当は反時計回りの方がびわ湖の景色を楽しめて良いそうです。)
最初、家を出てしばらく国道を走っていると、自分が目立つ気がして落ち着かなくて「もっともっとびわ湖沿いを走りたい。」と言って細い路地を走ったことを覚えています。
知らない町を自転車で走っている感じがすごく気持ちよかったです。
「こんな道を走っていたら、いつまでたっても帰れへんわぁ〜。」
楽観的な性格の父はそう言いながら笑って付いてきてくれました。
だんだん疲れてきて、このペースでは体力が持たないと自分も判断し、そこからは国道を走ることにしました。笑
北の方ではトンネルが多く、車道も狭く、車に抜かされるときものすごく怖かったです‥。
僕が脅えながら走っていたその時、乗用車に乗った見ず知らずのお兄さんたちが、僕たち親子に手を振り、笑いながら何かを叫んで通り過ぎました。
僕はさらに脅え、父の方を振り返ると、父はお兄さんに応え笑顔で手を振っていました。
僕は「からかわれたと思う」と言い、父は「応援してくれていたんや」と言ったことを覚えています。
どちらが正解かは分かりませんが、同じ出来事でもこんなにも真逆に感じることがあるのかと思いました。
今振り返ると、サイクリング中にのどかな場所を求めたり、
出来事を敏感に感じたり、なんだかあの頃の自分らしいなぁと思います。
そんな思い出も含め、通り道にあった父の母校に立ち寄ったこと、
おばあちゃんが迎えてくれたこと、
足とお尻が痛かったこと、びわ湖の大きさを痛感したこと(笑)、
どれも良い思い出です。
僕は不登校になって、母親とたくさん話をしました。
でも、父は仕事が忙しくゆっくり会う機会もあまりなかったです。
当然のことなのかもしれませんが、
父としては、何か力になりたいと思ってくれていたのだと思います。
外に出やすい地元から離れた場所で、
外の風や知らない町に触れ新鮮な気持ちになる。
そして挑戦したことをやりとげて、少しだけ自分に自信を持つことができました。
僕が不登校だったときに体験した、今も印象に残る素敵な思い出です。
父にはすごく良い経験をさせてもらったと思います。
僕のこんな経験が不登校に悩む方の、何か参考になれば嬉しく思います。
皆さんも、気分転換できる時間を大切に、日々を送ってください。
八田
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