僕にとっての「自分に出会う」方法

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こんにちは雄介です。


 


僕が初めて曲を創ったのは中学2年の時でした。




元々文章を書くのも考えるのも苦手で


小学校の時の文集や日記なんて


自分の気持ちや思いをちゃんと書けた記憶も書けると思ったこともありませんでした。






そんな僕が作詞を始めたことは今考えても奇跡のように思います。






それでもなぜ出来たのかと突き詰めると


幾つかのことが思い出されます。






1つはやはり音楽と出会えたこと




あの時の僕にとって


「自分はみんなの進んでいるレールから外れてしまった」
という気持ちは常に付きまとっていて




そんな中で
僕に聞こえてきた音楽は


ブルーハーツのようなロックでした。




こんなこと言ってしまってもいいんだ。。と




それは僕にとって衝撃で


僕はきっと
音楽の中に「自由」を感じていたんだと思います。






そして2つ目は誰も教えてくれなかったこと




初めての作詞は
それこそ好奇心で


メンバー全員もやったことがなくて


だから何が失敗で何が正解かわからなかった。




それが良かったのかもしれません。








そして僕が最初に創った曲は
「猫への手紙」という曲でした。




都会のビルの隙間で死んだ猫と目が合った少年は


非力な自分を責めて


それでも自分に何が出来るだろうと考えて


最後に猫に手紙を書くという内容でした。




誰に向けたわけでもない
ただ何も考えずに書いた曲




それでもその曲の中には確かに「僕」がいました。






それから今までずっと僕は曲や詩を書いてきました。




未だに日記的なものを書くのは凄く苦手で




でも詩だけは書けるんです。






僕にとって曲や詩を書くことは


「自分に出会う」ための作業です。






そこには自分でも知らない自分がいます。








誰かの救いになれるなんて思わない




だけど
僕の詩の中のほんの少しでも




あなたの言いたいけど言えないことや
あなたの知らなかったあなたに出会うための
言葉があるなら




生まれた詩にとってこんなに嬉しい事はないと思えるんです。






一度は人生を諦めた


それでも生きてくれたあの時の僕に




そんな僕に出会ってくれた
音楽と詩と全ての人に




ただ感謝です。

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