厚真町と安平町をおとずれて

北海道胆振東部地震の影響で延期となっていた講演ライブを届けに、僕たちは北海道の愛別町に行ってきました。

そしてこの機会に合わせて、チャリティーライブの義援金を厚真町と安平町に届けてきました。

その報告はこちらのブログにて↓
「北海道応援ライブ」の義援金をお届けしました

僕たちの目的は義援金を届けることでしたが、現地に行って知ったことや感じた思いがありました。

僕たちが見てきたものを伝えることが、また北海道の応援につながるのではないかと考えこのブログを書いています。

地震が起こった当初、僕たちはその光景をニュースで見ました。
目を疑いたくなる恐ろしい光景でした。

そして2ヶ月が経とうとする今、現地で僕たちが見た光景もまた胸が苦しくなるものでした。

きっと復旧にむけて毎日多くの方が頑張っておられます。
でも、僕らが見た印象としてはテレビで見たものと変わらない”そのまま”でした。

それだけ、甚大な被害があったのだと思いました。

土砂で埋まった道は未だ通行止めで、撤去作業が行われていました。
道が塞がれたことで、生活が脅かされている方もおられるはずです。

きっと道路の開通が優先なのでしょう。
(道中、土嚢で整備された道をいくつも通りました)

地震や土砂により壊されてしまった多くのお家は、手つかずのままでした。
言葉を失うその光景の中には、人の生活感がありました。

このブログを読んでくれている人に、同じ気持ちを感じてほしいとは思いません。

テレビやインターネットのニュースではなく、皆さんにとって身近な存在の僕たちが発信することで、少しでも震災を身近に感じてもらえたらという気持ちで書いています。

写真は、できるだけ誰かを傷つけないようにという思いと、被災地の現状を伝えたいという思いで選んで載せます。

長めのブログです。

ゆっくりお付き合いいただけると嬉しいです。

 

愛別町での講演ライブが終わり、千歳市で一泊。

レンタカーを利用しまずは安平町へ。


さっそく北海道らしさが溢れる雄大な景色を堪能しながら。

車で20〜30分、安平町に到着。
猫ちゃんがお出迎え。

目的地の安平町役場へ..ではなく、すみません!
まずは腹ごしらえ。

朝食を安平町で食べたくて。
最初に目に入った「レストランみやもと」へ。

ですが、残念なことに開店前でした。
売店は営業していたので、ソフトクリームをいただきました。

カマンベールソフトクリーム300円。
ものすごく美味しかったです。

寒さも忘れて、うんうん(美味しい)、うんうん(さすが北海道)、って言いながらいただきました。

牛乳ソフト250円もありました。
すごく安いですよね。

安平町役場に義援金をお届けしました。

無事、受け取っていただきひと安心。

無事、ひと安心..という理由には、実はこんな思いがあったからです。
今回皆さんから預かった義援金なので、確実に渡せるのか、どんな形での寄付となるのか、事前にお問い合わせをしようかと思いました。

でも考えてみると、それって自分が安心したいだけだと分かりました。

こんなお問い合わせをみんながいちいちしていたらどうだろう..。
そんな対応だけで役場は大変になります。

そんな風に考えることも大切なんじゃないかと思ったので、ここで書かせてもらいました。

手続きをする間、職員さんが丁寧にお話しを聞かせてくださいました。
避難生活をされている方が40〜50名おられ、もうすぐ仮説住宅に入居されるとのこと。

そうか..これからなんだ。

僕たちが滞在したこの期間もすでに北海道はものすごい寒さでしたから..過酷な避難生活だったと思います。
仮設住宅に移られても、これから冬になり厳しい寒さの中、まだまだ過酷な状況は続きますよね。

「不幸中の幸いですが、安平町では亡くなられた方がいませんでした。
役場の雰囲気も、少しずつ日常を取り戻しはじめているような状態です」

とおっしゃられていました。
僕たちもその言葉に少しだけ安心しました。

割れて沈んだアスファルトの上に立っただけでゾクゾクッとしました。
ニュースを見ただけでは感じることのできなかった感覚です。

安平町から、さらに車で10〜15分ほどすすみ厚真町へ。

厚真町に近づくにつれ、被害の大きさが増していきます。


看板を過ぎ、町に入るだけで緊張感がありました。

 

辺りを見渡すと、いたるところで土砂崩れの跡が目に入りました。

 

厚真町では多くの方が亡くなられました。

役場に入るとすぐに献花台があり、亡くなられた方のご冥福をお祈りしました。

安平町でもそうでしたが、義援金をお渡しすると「こんなにたくさん..」と、申し訳なさそうに感謝の言葉を伝えてくださり、丁寧に数えてくださいました。

イベントで集めた義援金だということと、こちらからもお礼を伝えました。

「大切に使わせていただきます」と力強く、伝えてくださいました。

役場に行ったあと、厚真町での食事。

カレーラーメンののぼりがあったので、ラーメン屋さんだと思って入りました。

まさか焼き肉屋さんだったとは。
(しっかり、焼き肉ハウスと書いていますね!)

二人ともランチメニューのカルビセット900円を注文。

これがものすごく美味しくて量もしっかり、値段も安くて大満足でした。

お店を出て、厚真町を車で散策してから帰ることにしました。

ふと入った道でしたが、すすんでいくにつれ気がつきました。

テレビで見た場所だということに。

電線が垂れ下がり傾いた電柱の横を通るだけで、恐怖を感じました。

その先は通行止めとなっていて、撤去作業が行われていました。

ただただ、言葉を失いました。

僕たちは、報道してくださる人たちのおかげで、安全な場所で情報を得ることができます。

ニュースで、「知る」ということは大切なことです。

震災の報道で見た光景は目を疑いたくなるものでした。

でも、実際にその場に立ち、この目で見ないと分からないことがありました。

それは「知る」ということだけではなく「感じる」ということ。

千歳市から厚真町に進むにつれ徐々に緊張を感じたこと。

割れたアスファルトに乗り、壊れた電柱の横を通り、ゾクゾクッと感じたこと。

目を背けたくなるその場所に、たしかな人の生活を感じたこと。

ふと反対側を見て穏やかな日常を感じたこと。

あのとき、その場にいた人たちはどんな音を聞いたのだろうか。

災害はスマホやテレビの画面の中で起こることではない。

そして、決して他人事ではない。

何度も頭で考えてきたそのことを、今回の北海道で心に留めることができました。

僕たちが感じたことは、音楽を通して伝えていきます。

帰り道、何故か右手に空港があると思い込んでいたので、降下しながら道路をまたぐ飛行機を見てドキドキしました。

直接この目で見るものですら、その印象は自分の思い込みで左右する。
そのことも心に留めておこう。

関西から北海道まで、飛行機で2時間ちょっと、格安航空なら1万円くらいでいけます。
北海道って遠いし、旅行をするとなると日数も費用もかかると思っている方も多いのではないでしょうか。

新幹線で東京に行くのと変わらないのですよね。

今回の遠征でまた、北海道って美味しいものばかりだなぁ..と改めてしみじみ感じました。

是非、安平や厚真に行かれた際は、カマンベールソフトやカルビセットを^^

胸をはっておすすめします。