自分自身に大きな拍手を!!

史朗です。

僕はいつもライブで「自分自身に大きな拍手を!!」って歌い伝えています。

それは自分がこれまで生きてこれたことの凄さに気がついてほしいからです。

僕らの音楽は褒めるというのが大きなテーマの一つです。

あなたは凄いんだよ!ってメッセージがどの曲にも入ってますし、ライブでは僕らからも皆さんへ拍手します。

 

【人から褒められる】【自分自身を褒める】ことの大切さを僕はこの人生で沢山感じてきました。

不登校だった頃、僕にくれた、たった一度のあたたかい拍手が今へ繋がる大きなきっかけになりました。

 

子供の頃、不登校になり親の会をきっかけに出会った同じ不登校の仲間たち。

みんなそれぞれに何らかの後ろめたさを抱えていましたが、同じ境遇という安心感からか、みんなすぐに仲良くなりました。

 

不登校になってから出来なくなったこと。

友達とやりたかったことが沢山ありました。

 

僕らはそんな日々を取り戻すように不登校仲間と一緒にゲームをしたり、釣りや野球、恋の話もしました。

【同級生】と同じようなことが出来ている。

それだけでも嬉しかったのです。

 

そしてその中で遊びの一つとして興味を持ったのが楽器でした。

 

それぞれに音楽を聞くのが大好きだったので自然の流れだったのかもしれません。

 

最初はみんな定番のギター。

 

僕はみんなと一緒が嫌だったので、カッコいいなと思っていたサックスをはじめました。

高い楽器なので親に必死でお願いしたら中古のやつを見つけて買ってくれました。

 

そしてわからないなりにジャズの曲を練習し始めました。

練習始めて一つ問題がありました。

みんなが練習しているJポップと合わせることができなかったのです。

 

みんなが合わせて練習している横の部屋で一人サックスを練習。

 

なんだか寂しい気持ちになりました。

 

みんなと一緒が嫌なのに、みんなと一緒がいいという矛盾。

それでもわざわざ買ってくれた楽器だったので、練習していました。

 

けれどそういう気持ちは顔や態度に出るのでしょう。

雄介やのりくんが僕のところに来て「歌を歌う人がいいひんし歌ってくれへん?」と言ってくれました。

 

僕は歌うのは好きじゃなかったけれど、みんなと一緒に出来るならなんでもいいと思い、参加させてもらうことにしました。

 

ただただ楽しい!!

 

音楽ってみんなで合わせるとこんなに楽しいということをはじめて知りました。

 

そしてそれぞれにベースやドラムへ分かれ、自然にバンドの形になっていきました。

 

バンドをするなら目立たないベースがいい!!

僕も雄介もベースが良かったのですが、早い者勝ちでのりくんに奪われてしまいました。

 

これは不登校あるあるかもしれませんね(笑)

 

僕らがバンドを始めて誰より喜んでくれたのは親でした。

部屋をスタジオみたいに改造してくれたり、週一回公民館やスタジオを借りて練習させてくれたのです。

 

今まで悲しい思いをさせて来てしまった親が笑顔で応援してくれている。

がんばって練習しようと思うのに、これ以上の理由はありませんでした。

 

親が喜んでいる姿が何よりもうれしかったです。

 

でもいくら練習をしても僕らにとってバンドは遊びです。

人前で演奏するなんてこと微塵も考えませんでした。

 

そんなとき親が「不登校親の会の新年会で演奏してくれへん?」と言ってきたのです。

僕らは絶対に嫌でしたが、ゴリ押しされて出演することになってしまいました。

 

『逃げ出したい!!!』

 

嫌すぎてもう毎晩お腹が痛くなります。

 

そして新年会当日。

普段よく会っている人たちなのに顔も見れません。

メンバーみんな腹痛と戦っています。

 

大きな宴会場に楽器を入れて演奏開始。

僕は目が合わないように大きなサングラスをつけて真上を向きながら歌いました。

 

見ている人にとってどうかとかは全く考えませんでした。

それでもなんとか無事に演奏終了!

 

緊張しすぎて何をしたのか全く覚えていません。

ですが、ふと前を見ると沢山の人が僕らを見ながら笑顔で大きな大きなあたたかい拍手をくれていたのです。

自分が人から拍手をもらったり褒められるなんて信じられませんでした。

 

不登校になり、夢も目標もなくなって時間が経つことだけをただただ願った日々。

生きていることに充実感も達成感もなかった。

 

けれどこの拍手をもらって何かココロがざわついています。

嬉しいとか感動とかそういう感覚を越えた何か。

 

僕が生きてきた時間が全部ムダだったわけじゃないのかもしれない。

 

それから、僕らには夢ができました。

いや、夢をみたっていいんだって思えました。

 

今この世界に居る誰もが、何かしらの後ろめたさを抱えて生きています。

 

僕はあの日もらった拍手のようにあたたかい拍手をみんなに贈りたい。

 

「今日まで生きてこれた自分自身に大きな拍手を!!」

 

 

 

 

 

 

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