アオイハタ
ボロボロになった君の船は
どこへ向かい辿り着くんだろう
ツギハギだらけのその姿で
誰とも違うその姿で
大きな波にさらわれたり
みんなと一緒には叶わずに
一人ぼっちで泣いた夜も
星の下で涙拭った
止まることなく脈打つ鼓動
君を生かす唯一のリズム
いつも僕らは当たり前のように
当たり前じゃない一秒を生きてきた
僕らの船は進んでいく
あの日見えなかった明日へと
未だに迷ってばかりだけど
息をすることはやめなかったよ
つまづいたことは数知れない
だけどそうだとしたら僕たちは
立ち上がったことも数えきれないってことでしょう
彼方に見え隠れするのは希望の光?
それとも終わりの灯?
僕をここまで導いてくれたのは誰の声?
優しい声
止まることなくまわり続ける
時計の針 星の瞬き
行先の知れない風を受けて
アオイハタは今日も揺れている
僕らの船は進んでいく
あの日見えなかった明日へと
未だに悩んでばかりだけど
好きなことだけはやめなかったよ
諦めたことは数知れない
だけどそうだとしたら僕たちは
立ち向かったことも数えきれないってことだ
生まれたての感情で探す
心躍るような瞬間を
僕らはいつしか幸せなんて名前をつけた
そんな宝物を探しに行こう
ボロボロになった君の船は
どこへ向かい辿り着くんだろう
ツギハギだらけのその姿で
誰とも違うその姿で