UNITETOGETHER東北ツアー1日目 【ホテル観洋】9/22

講演ライブレポート

毎年参加させて頂いているUNITETOGETHER東北ツアー。


毎年宮城県の石巻市での活動ですが、今回は南三陸まで足を伸ばしました。
ツアー初日、午後4時に南三陸ホテル観洋についた僕らはすぐに【語り部バス】に乗車しました。


南三陸の町は津波によって壊滅的な被害にあいました。
自分が流される寸前まで街の人へ避難を促す放送を続けた【南三陸町防災対策庁舎】の職員さんの話は有名です。

ホテル観洋も津波によって被害を受けましたが、残った客室や食料で多くの人を迎え助けました。
語り部バス震災後ホテルに来られるお客さんを送迎するなかで、もともとここにあったもの、人、風景を伝えるようになりました。
やがて【語り部バス】と名前をかえて、約7年間毎日休まずに続けて来られました。

実際に現場でここで起こったことを聞く。
これほど強烈に伝わることはありません。
想像するだけでも逃げ出したくなるほど、恐ろしい災害。

それを体験し、言葉に出して人に伝えることは心を握りつぶすほど苦しいことだと思います。

案内をしてくれた伊藤さんは新しくなっていく町を見て、何度もおっしゃられていました。


「みなさんにとってここは当たり前にある風景かもしれません。
あの日まで、ここには私達の笑顔や涙、家族、友人、ふるさと、くらしがありました。
ここにあったものを私達が伝えなかったら、全てがなかったことになってしまう。」

僕らはそれぞれに息を呑み、涙を流しながら一言も逃さないように話を聞かせていただきました。

日本中の人にとって明日は我が身なのかもしれません。
全ての人に聞いてほしいと心から思いました。

 

ホテルに戻って食事をとって、午後8時からロビーコンサートをさせていただきました。

いつもUNITETOGETHERの活動で一緒に歌っているテノール歌手の近藤洋平くんとピアノの近藤ゆきこさんも一緒に演奏。

 

沢山の人に集まっていただき、最後にはアンコールまでおこり本当にありがたいです。

音楽が持つ人と人を繋ぐ力。

さっきまで会ったこともない人と一緒に歌ったり笑ったり、涙をながすことだってある。

 

目に見えないほど細い糸のような繋がりが重なって、今の僕の命を温めてくれている。

 

今日ここにて出逢った皆さんの心にそのぬくみが伝わっていますように。

 

出逢ってくれてありがとう。

 

 

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