うどん

不登校だった僕らから

こんにちは!ベースの八田典之です。

今回は、好きな食べ物を通して、
僕にとっての不登校をふり返りたいと思います。

 

 

僕は嫌いな物がほとんどありません。

だけど、外食をするときにまわりの人からよく言われるのが、
「毎回同じ物食べるなぁ!好き嫌いないのに」
たしかに嫌いな物はほとんどありませんが、
選ぶ物は偏っているかもしれません。笑

 

僕だけではないと思うのですが、
好きな食べ物のタイプって二つに分かれる気がします。

 

一つは、大人になってからとか、
味覚が変わったりして好きになった物。

 

 

もう一つは、思い出がよみがえる物です。

 

蕎麦は、年越し蕎麦として食べる機会がほとんどで、特別な食べ物だと思っていました。
家族との楽しい大晦日を思い出します。
大人になってから手軽に食べられることに驚きで、コンビニでよく買います!笑

 

ネギトロ丼(まぐろたたき丼)は、金沢での家族旅行で初めて食べてから、
なんて美味しい物があるんだと衝撃を受けた楽しい思い出があります。
外食の際メニューにあるときはよく食べます。
どのくらい好きかというと、すき家でも牛丼ではなくそっちを注文するくらい好きです!笑

 

インスタントラーメンやカップ麺は続々と新しいものが発売されますが、
懐かしの物を選ぶことが多いです。

 

 

と、前置きが長くなりましたが、
僕は「”自分で作る”うどん」が好きです。

 

自分で作るといっても、麺を打つわけでも出汁をとるわけでもありません。
ヒガシマルのうどんスープで、
市販の麺と冷蔵庫にあるものを具にして作るうどんです。

 

ヒガシマルのうどんスープは常に家にあります。笑

 

この「”自分で作る”うどん」が好きな理由を考えたとき、
もちろん味が好みなのですが‥
嫌いにならなかったことになんだか嬉しくなったので、
それを伝えたくて今回の記事を書いています。

 

というのも、僕は不登校をしていたときのお昼ご飯に、
いつも自分でうどんを作って食べていた思い出があるからです。

 

不登校をしてから山崎兄弟と出逢う前は、
友達と遊ぶことはなく家で過ごしていました。
不安もあり、親とぶつかり、家族をたくさん悲しませたので、
楽しかったなんて言える思い出ではあまりありません。

 

でも、あのとき毎日のように食べていたうどんが今でも好きでいられるのは、
あの頃の思い出は悲しいものではないということ。

共に過ごしてくれた家族のおかげで、
僕の心はちゃんと休めていたし楽しみもあったんだと、
うどんを通じて確信することができました。

 

 

学校に行けない人は楽しんではいけない。
何かを頑張らないといけない。
僕はなんだか申し訳なくて、ずっとそう思っていました。

 

そう思うのはきっと真面目なことですが、
自分を責めることにつながるマイナスな要素でもあります。

 

僕がずっと前に作った曲の中で、
これを言い切っていいものかすごく悩んだ歌詞があります。

でも、今もその考えは変わりません。

 

君の一度しかない人生は
嬉しいことだけを望んでいたっていいんだよ

 

一度しかない人生、この瞬間を、
心に正直に、できるだけたくさん笑っていられるように。

僕たちもそんな風に歩めたらなと思います。

 

 

八田


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