僕がいつも心に置いている言葉

JERRYBEANSの史朗です。
 
ここ何年かを振り返って書きます。
これまで僕はバンドのボーカルとして、不登校の当事者として、1人の人間として沢山の想いを人に伝えてきました。
最近では活動を振り返ってという依頼もいただけるようになり、長くやってこれたんだなって自分でも感心しています。
どれほどの人に支えられて来ただろうと思い返すと本当に皆さんのおかげでしか無いとつくづく感じます。
まさにありがとうの向こう側を感じます。
 
歌うだけじゃない講演を初めてから伝えるという事の難しさや怖さを思い知った6年間でもありました。
講演を初めた頃は正義感や使命感みたいなものに背中を押されて『僕がやらなきゃ!!』という想いでただ満足してやれていました。
 
ですが、経験を話すことが誰かのトラウマに触れてしまうかもしれないこと、正しさを主張することが誰かを否定しているという事実に気づいたとき、人の前に立つことが怖くなりました。
 
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『答えがない』
 
そんな恐怖から体調を崩したり喉を壊したりと何度も繰り返してきました。
 
それでもありがとうと誰かに言われるたびに心が癒やされてほんの少し前に進む力をもらって来ました。
僕は講演の度に皆さんから本当に感謝してもしきれない恩をもらって来たのです。
 
普段あまり本を読まない僕が、しんどくなったら読むバイブルがあります。
それは田口ランディさんの本です。
講演会にも行かせていただくほど好きで尊敬しています。
 
ランディさんの本の一節に僕がいつも自分に言い聞かせている言葉があります。
 
【私の信念は私の裡(うち)にあって私を照らすものであればいい。
そして私は私の信念をけして信じまい。
疑い続けよう。
それ以外に対立を避ける道はない。
私が正しければ、他人は間違っていることになる。
それほどに私は正しいのかを、私自身に問い続けよう。】
 
この言葉に出逢ったとき、迷い続けてきた僕の心に一つの答えをくれました。
迷い続けよう、そして考え続けようそれが大切なこと。
誰かの声に耳を傾け、誰かの考えを受け入れよう。
すべての人の命を尊敬しよう。
 
ぼくはちっぽけな人間です。
でもだからこそ迷い悩む誰かと一緒に、一秒先の明るい未来を考え笑い合える唄を歌って行けると信じています。
 
 
僕が今、確信を持って言える言葉はこれだけです。
 
 
「この世界で出逢ってくれて本当にありがとう」
 
 
 
史朗
 
 
 
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