たげり
ほんのちょっとした失敗
たいしたことないのに悩んでいる
君にはなにが必要?
健康に生きているそれじゃ足りはしないのかい‥?
あの鳥みたいに
季節を越えて自由に飛べたら
うまく痛みをさけて
あの場所に辿りつけるのだろう
だけど僕らの心の翼は片一方で
バランスを崩して
何度も落ちてしまうけれど
まだ飛べると信じている
僕らはいつだって
空虚な空の中でもがいている
君ならもっとうまく飛べる
自信はあるかい?
嘘が嫌いそんな君が
苦し紛れ自分についた嘘
誰も気がつけない
君が誰にも言えず泣いていたこと
見えている場所にさえ辿り着けなくて
自分がちっぽけで
何度も何度も祈っていた
一人では嘆いてばかり‥
僕らはそれでも
生まれてきたわけをまだ探している
「必要なんだ」って
一言言われたいだけかも
ちぎれた羽を見て
泣いている君がいた
声をかけたくて近くによったけれど
うまく言葉が見つからない
それでもいつか僕に残された片方の羽で
飛んでやると空をにらんだ
ばかな夢だと知っていても
自分を疑ったりしない
僕らはいつだって
空虚な空の中でもがいている
君ならもっと遠くへ行ける
僕らはいつだって
落ちるたびになにかを得て立ち上がる
たいして強くはないけれど
優しさという強さをみんな持っている‥
そうだ飛んでやろうよ