何も聞かなかったし、何も聞かれなかった。 それが僕らの付き合い方でした。

みなさんおはこんわ!!史朗です。

これは昔、雄介がよく言っていた言葉です。ですが今では聴くこともなくなってしまいました。

先日ラジオで【死語特集】をやっていて、この【おはこんわ】のことも話していました。

 

 

懐かしさとそれ以前に『これ他にも使っていた人がいたんやなぁ』ってそこにもビックリしました(笑)

この【死語】と同じように、僕らの経験は当たり前であったことをどんどん忘れて新しい当たり前が出来ていきます。

 

 

学校や仕事の環境、家族や恋人や友達などの人間関係もそうです。

その時々の生活の中に今とは違う【当たり前】があったのです。

 

 

僕らは今の活動の関係で思い出を振り返る機会が人よりは多いと思います。

それでもまだまだ忘れていることが沢山あります。

思い出そうとしても思い出せないことでも、簡単に蘇らせてくれる【鍵】があります。

僕にとってそれは【当時聴いていた音楽】です。

 

 

先日講演ライブで遠征をした帰り道の車中で、雄介と懐メロを聴いていました。
僕たちが中学生の頃に流行っていた曲です。

一気に思い出が蘇り色々な話をしました。

蘇ってくるのは楽しい思い出ばかりです。

 

そして不登校親の会で出逢った仲間たちの話にもなりました。
不登校の頃にノリくんやつかちゃんと同じく、とても仲良くなった仲間の話です。

 

彼は僕より4つ年上でした。上下関係なく同世代の友達のようでした。
不登校親の会で出逢った僕らに、年齢や学年はあまり関係なかったのです。

 

毎日一緒にゲームをしたり、好きな人の話をしたり。
夏休みには一緒に野宿の旅に行ったりして、家族みたいな関係でした。
そして彼は色々なことを僕らに教えてくれました。
バンドもその中の一つです。

 

僕らはそこにある【楽しい】を見つけては一緒に遊びました。
そんな仲良しな僕らでしたが、僕が彼について知っていることは、名前くらいでした。

 

何も聞かなかったし、何も聞かれなかった。
それが僕らの付き合い方でした。

 

 

 

しばらくして、それぞれにやりたいことを見つけ、住む場所も離れて会わなくなりました。

それから数年が経ちました。

 

久しぶりに彼に会えたとき、彼は棺桶の中で冷たくなっていました。

 

 

自殺でした。

 

 

そして母から僕が知らなかった彼の話を聞きました。

ひどいいじめにあい、不登校になったこと。

不登校になってからもいじめられ続けて引っ越しを繰り返したこと。

きっと大人になってからも彼の心の傷は消えていなかったんじゃないかと思います。

 

僕はこれまでずっと後悔してきました。

あれだけ側にいて、何か出来なかったのか、ただただ後悔し続けてきました。

今の活動をしているのも、その想いがあるからです。

 

あのことは悲しい思い出として、僕の中に残りました。

 

 

 

ですが、先日そんな気持ちが少しだけ軽くなる出来事がありました。

話は戻りますが、雄介と懐メロを聴いていて彼について話していて思いました。

僕らはあの時たしかに【楽しかった】のです。

 

自分たちの経験や悩みなど話していたら、きっと会わなくなっていたでしょう。

不登校だった僕らの心は、マイナスで満たされていたから、そんな言葉は聞きたくも聞かれたくもなかったのです。

 

何も聞かなかったし、何も聞かれなかった。
それが僕らの付き合い方でした。

 

僕にとって【ただ楽しかった】あの時間はとてもとても大切な時間でした。

僕らはきっとそれでよかったんです。

 

いつか天国で彼に会えたら楽しいことだけたくさん話そうと思っています。

 

そして僕は決して彼の決断を否定しない。

沢山否定され続けた彼が、最後に選んだ生き方を仲間の僕は決して否定しない。

「君は凄いな!!」って褒めてあげるんです。

 

この世界で僕1人にできることは、たかが知れています。

誰かを救うことも、痛みを代わってあげることもできない。

 

だからせめて僕は【ただ楽しい】時間を、今一緒にいる人と過ごしていきたい。

生まれてよかったと思えるくらい楽しい時間を。

 

 

出逢ってくれて本当にありがとう。

 

 

 

 

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