クマの子

 
 

クマの子
 
 
どこかでクマの子どもが親に捨てられ一人になった
そんなよくある話に同情なんてできますか?
 
そんなこと言いながら歩く草原の道
目的地なんてどこにもないけど‥
 
「僕は一人さ」
またつぶやいて じゃあなんで生まれた
 
それでも僕はいる
今ここに絶対生きてしまっている
どんなに必要とされていなくたって
涙をこぼしながら言う これで十分だ
それだけで十分幸せ 幸せなんだ
 
悩めるだけ幸せなんて思えない
だって平等なのは生きているってことだけなんだ
 
「生きることは素晴らしい」
そう口ずさんでみた やがて
それが生きる楽しみにさえなっていた
 
その歌を誰かが聞いて
珍しがって見せものにした
気がつけばみんなが僕を見ていた
それでも僕は歌う これが好きだから
それだけで十分幸せ 幸せだった
 
救いたい誰かを‥
どれくらい歌っただろう‥
 
声がつぶれて これが最後だと
わかったとき やっと気づいた
 
僕は誰かのことを助けるため
歌っていたわけじゃなくて‥
今まで歌うことで救われてきた
助けられてきた
それだけで十分幸せ 幸せだった
 
ただ本当に生きることは
ちっぽけだけど素晴らしい
最後に歌おう 笑おう 歌おう
 
ラララ‥

 


 
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