小さな勇気
ある日母さんが発狂しながら言った
「もういい加減にして」
そして僕を一発殴った
その日からだんだん殴られることが増えた
母さんが慣れるたび
僕も少しずつ慣れた
はじめ僕は泣いていたけど
今は感情に蓋することを覚えたんだ
でも少年は笑えなくなった
きっと泣くことだって勇気
笑うことだって勇気
どちらでも 生きること自体勇気
どんなに殴られたって
愛されたいと願ってしまう
いつだってがんばっている
その日から僕はなるべくいい子になった
でもそれも嫌になって
家を出る計画を立てたんだ
こんなとこもう嫌なのに
いざその日になると足がすくんでしまうんだ
僕の居場所なんてきっと何処にもない‥
きっと逃げ出すことも勇気
居続けることも勇気
どちらでも生きること自体勇気
どんなに嫌われたって
愛されたいと願ってしまう
どこかにそんな僕がいる
そして少年は家を飛び出した‥走った
きっと逃げ出すことも勇気
居続けることも勇気
どちらでも 生きること自体勇気
どんなに嫌われたって
愛されたいと願ってしまう
いつだって
泣くことだって勇気
笑うことだって勇気
いつだってがんばっている
愛されたいなぁ
