解放
突然終わってしまうような
ヤワな心の昨日が
皮肉を産んでしまう
明日を待つだけ
眩暈を振り払って
今日をこらえていた
分からないよ
ただもう繰り返すだけの日々を
壊すことができないなら
手を振り回して
心なんてもん殴っていた
灰色の世界の中で
安い薬を飲んで
痛みを紛らわすけれど
本当は傷だらけ
吐き気のするほどの朝を待っているんだ
あと少しなの
ここはもう八分目くらいだろう
放て この心臓に向け
自らの手で引き金を‥
消えそうな人の影
遠くなる声
光をさえぎる雨が嫌いだった
心の中から声を絞った
ボクハココニイルヨ
微かに滲む
幼い背中
放て この心臓に向け
自らに突きつけてきた嘘
いつだって狙っているんだ
放て‥